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真川の跡津川断層

跡津川断層は、岐阜県白川村から東北東に富山県立山まで伸びる総延長約69kmの日本を代表する活断層の1つです。断層のずれは千年あたり2~3mというA級活断層で、水平方向のずれが大きいのが特徴です。約2500年ごとに巨大地震を起こしており、現在でも多くの小さな地震が多く発生しています。跡津川断層を震源とする地震としては、1858年4月9日、現在の富山―岐阜県境付近で発生した飛越地震(M7.1)があり、山間部の山崩れに加えて、富山平野でも液状化や洪水など、大きな被害が発生しました。国の天然記念物「真川の跡津川断層」は、富山県富山市(旧大山町)の有峰に位置しています。写真左(北西)側の白いカコウ岩と右側の褐色の砂礫層が垂直な断層面で接している状況が観察できます。礫層を基準にすると、この露頭での上下方向の変位は約60mあり、カコウ岩側が上がっている大断層のずれを間近に見ることができる貴重な露頭です。

  • 緯度:36.51938364463706°
  • 経度:137.50741848692894°
  • 標高:1160m

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