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悪城の壁

悪城壁は、称名滝の下流に位置する称名渓谷の左岸に位置しています。称名渓谷の岩壁は約10万年前以後の噴火で流れ出た火山砕屑物によって造られています。弥陀ヶ原の溶岩台地を称名川(称名滝)が10万年の時間をかけて深く侵食、上流部へ後退移動することによって称名渓谷が形成されました。そんな中にある悪城壁は、高さ約500mの岩壁が約2kmも続き、一部に大きなスプーンですくったような形に上の部分がえぐられた奇妙な形をしています。このU字の形にへこんだ地形は、雪食作用が硬い岩壁をゆっくりと粘土化、浸食してできたものではないかと考えられています。悪城壁には展望台もあり、融雪時や降水期には幾筋もの滝が架かり、秋にはせり立つ岩壁と紅葉の美しい彩を眺めることができます。

  • 緯度:36.57813214088591°
  • 経度:137.49785167707492°
  • 標高:931m

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